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Rail Europeで電車のチケットを買おうとしてやめた話

オランダ移住計画の準備として、ちょっとオランダへいってみることにした。飛行機の都合でパリに着くので、そっからオランダへ行ったり、用事があるのでドイツへ行ったりしよう、ということを考えている。

そこで、電車の旅を計画していたのだけれど、ヨーロッパの電車がもう本当にややこしい。国によっていろんな鉄道会社があってそれぞれがいろんな場所で乗り入れているので、初心者にはもうごっちゃごちゃ。

そこで便利そうなのがワンストップでチケットが買えるというRail Europe。日本語サイトもある。

使ってみて気づいたこと。

  1. Eチケットが少ない(チケットを実際に郵送する必要があるので、直前の購入は無理)
  2. 同じユーザと思われる人からのアクセスには高い値段を表示する
  3. チケット送料とか手数料とかかが上乗せされる

商売としては正しいのだろうけれど、こういうことをされると使う気がなくなる。

Eチケットがない

全然ないわけではないのだけれど、検索した結果のほとんどが、郵送でしか入手できないチケットだった。もう数日のうちに現在の国を発つので、もうまにあわない。

でも、同じチケットを、その電車を走らせている鉄道会社のサイトで買うと、Eチケットがあったりする。私の場合はRail Europeでアムステルダム〜ミュンヘンを買おうと思ったけれど、郵送しかないと言われたので、その電車を走らせているドイツのbahn.deという鉄道会社のサイトで買ったらEチケットで発行された。

同じユーザからと思われるアクセスには高い値段を表示する

これがえげつない。けっこうな数の航空会社のサイトもこれをやっていると言われているけれど、IPとかクッキーとかを読んで、あ、この人前に検索して買わなかったな、じゃあ今回は「値段が上がりました! 早く買わないともっと上がりますよ!」って表示してやろう、っていう商法。

これを回避するにはたとえば

  • Tor Browser+VPNを使うとか別の場所へ移動して違うIPから検索し直す

という手がある。

私は、まずFirefoxで普通に検索してその日は買わなかった。翌日またFirefoxで検索したら、目的のチケットがなくなっていて、高いのしか残っていない。Tor Browserで別人風に検索し直したら、昨日の値段のは確かになかったけれど、今日Forefoxではでてこなかった比較的安い料金のチケットが表示された。

追加料金がかかる

まず本来Eチケットが存在するチケット(その鉄道会社のサイトではある)でも、郵送しかしてくれないものが多く、その送料が1500円前後かかる。しかも数日を要するので直前の予約には使えない。

さらに、なんとか手数料9ユーロ。決済画面に行くと、勝手になんとかプロテクションという保険がくっつけられていてそれでまた10ユーロ以上。もちろん、保険入らない、とチェックを外すこともできるけれど、ちゃんと読まないとそのまま追加料金の乗ったまま決済してしまう。

そんなわけで、私は、パリーアムステルダムはThalysという鉄道会社のサイト、 アムステルダムーミュンヘンはDB Bahnというドイツの鉄道会社のサイトで買った。どちらも直前でも購入可能、Eチケットでの発行。

ちょっとお金払っても楽したいひとはRail Europeでもいいかもしれないけれど、英語に問題がなくてちょっと手間でも安い方がいいなら、鉄道会社のサイトで買うのがお勧め。